下関市は、8月3日、同一事業者が運営する市内の通所介護事業所と居宅介護支援事業所の処分を発表した。

これにより、2017年9月1日から2018年8月31日までの1年間、通所介護事業所は指定の全部の効力、居宅介護支援事業所は指定の一部の効力が停止となる。
市は、通所介護事業所が不正に受領した介護報酬に100分の40を乗じた加算額を加え、合計約2,350万円の返還を求める。

■法人名:特定非営利活動法人 宅老所あじさい

(1)
■事業所名:デイサービスあじさい(下関市豊浦町室津下1443番地1)
■サービスの種別:地域密着型通所介護、介護予防通所介護、第一号通所事業
■処分の理由:
①地域密着型通所介護、介護予防通所介護
<人員基準違反>
・2014年11月、2015年5月から2016年5月までの各月及び2016年9月から2017年5月までの各月において、サービス提供の単位ごとに人員基準上必要とされる看護職員が配置されていない日があった。
<不正請求>
・2015年7月から2016年6月までの各月及び2016年11月から2017年5月までの各月において、看護職員の配置数が所定の基準を下回っているため、介護給付費を減額して請求しなければならなかったにもかかわらず、満額の介護給付費の請求し、受領した。
<虚偽報告>
・監査の際、実際には出勤していない従業者が出勤したとする虚偽の業務日誌を提出した。
②第一号通所事業
<不正又は著しく不当な行為>
・第一号通所事業と一体的に運営されている指定介護予防サービス事業者において違反行為が行われていた。
■処分の内容:指定の全部の効力の停止(2017年9月1日から2018年8月31日まで)

(2)
■事業所名:あじさい居宅介護支援事業所(下関市豊浦町黒井1536番地1)
■サービスの種別:居宅介護支援
■処分の理由:
<居宅サービスなどに関する不正または著しく不当な行為>
・法人代表である理事長は、「デイサービスあじさい」において、1)のとおり不正な請求を行っており、自らが最終確認していた給付管理票に関しても、「デイサービスあじさい」から返送されたサービス提供票の利用実績に基づき作成するものと認識し、減算した正しい実績による給付管理票を作成する必要性を認識していなかった。そのため、あじさい居宅介護支援事業所に対して適正な給付管理票の作成を指示することなく、山口県国民健康保険団体連合会に不正な給付管理票を提出した。
■処分の内容:指定の一部の効力の停止(2017年9月1日から2018年8月31日まで、居宅介護サービス計画費の請求を上限の7割とする)

◎下関市 記者発表資料
http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/contents/1500957072197/index.html 

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